デザイナーとしての立場から、 店舗開業のいろんなお話をしたいと思います。

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今回は設備の話を。
空調設備、エアコンの事です。
四季がある日本で空調設備にお世話になるのは
住宅では夏場と冬場がメインですが
店舗では基本的に一年中空調設備の世話になります。
基本的には店内の空気をフィルターを通し、
室内機の中で熱交換をして冬は暖めて部屋に戻す。
夏場は空気を冷やして部屋に戻す。
つまり部屋の中の空気を循環しているだけなのです。
空調設備にコストを掛ければ、
そこに外気を取り入れて熱交換をし
新鮮な空気を暖めて入れたり冷やして入れたりも出来ますが
通常の店舗の場合はそこまで行いません。
そこで必要なのが換気設備になります。
いつまでも部屋の空気を循環させてばかりいれば
だんだん息苦しくなります。

換気設備で部屋の空気を強制的に排出し
給気設備で新しい空気を導入する。
つまり夏は暑い空気が入ってきますし、
冬は冷たい空気が入ってきます。
その分空調設備で補ってやらなければなりません。
エコではない、無駄なエネルギーを消費しているのが現状です。
コストをかけられるならば、
是非新鮮空気と熱交換をするシステムの導入を考えましょう。

空調設備は面積というよりも客席の容積、
厨房の熱量、などを加味し
負荷を計算し容量を確定します。
安全を見ればより大きな設備を入れたくなりますが、
過剰設備でコスト高だったり、
夏場寒すぎたりという事もありますので
設備の選定には充分検討を重ねてください。

空調設備と同時に重要なのが
換気設備です。
給排気設備とも言いますが、
先程の新鮮空気の取り込みと
店内換気、厨房排気の取り出しを行います。

客席はやはりタバコの煙が一番、
予測できませんが、全員がタバコを吸う事も無いわけではありません。
客席のレイアウト上煙を排出しやすい位置に
天井換気扇をつける事が必要です。
建築基準法上も換気設備の容量規定がありますが
それよりも多く取らないとタバコの煙は処理できません。
厨房の排気は厨房設備の熱量によります。
これもガス器具電気熱源の容量から算出する事も出来ますが
計算式だけでは読み切れない経験値が必要ですので、
設備設計あるいは設備業者と充分話をしてください。

排気と同時に必要なのが給気設備です。
これは排気と同時にそれに近しい給気がないと
一酸化炭素中毒になります。
そのために給気は必要ですが、
給気の方法としては自然給気と呼ばれる
外気に面した開口を開ける方法と
強制給気と呼ばれる、機械で室内に外気を送り込む方法があります。
もちろん強制給気で厨房の排気近くに新鮮空気を送り込むのが
一番効率が良く、更にその新鮮空気を店内の空気と同じ温度まで
熱交換して送り込む方法が最善の方法です。
これはホテルの厨房などで行われていますが、
一般の飲食店の給気としてはそこまで出来ません。
出来れば強制給気で取り込みたいところですが
予算調整で自然給気になることが多いのも事実です。

給気が足りないと、
排気も上手く行われませんし、
入り口のドアが重くなったり、
隙間から「ヒューヒュー」笛の様に音が出たり、
入り口近くの席が暑かったり、寒かったり。
いろんな問題が出てきますので、
充分給気の面積と場所を検討してください。
給気場所の問題も多々あります。
厨房排気の近くに持ってくると
排気効率は上がりますが、
料理に冷たい風が当たって料理が冷えたり乾いたり。
従業員が寒かったり。
直接当たらない冷蔵庫の上であるとか、
天井内部で分散させる等の検討が必要かもしれません。

お店を開業してから
一番に問題が出てくることろは
設備関係ですので、
コストと同時に検討は重ねて行う必要があります。
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